ミャオ族の民族衣装と刺繍 完

IMG_2350.jpg

ガラスケースの中の非常に貴重な「背帯」の数々。

背帯とは子供を背負うためのもので大切な嫁入り道具のひとつ。
「布目から魔が入る」と言い伝えがあり、特に念入りな刺繍がほどこされている。

モチーフの1つひとつに意味があり
文字を持たなかったミャオ族の信仰や精神性、民族の誇りが物語のように衣装に縫いこめられている。
                                  (パンフレットより)



IMG_2355.jpg




IMG_2357.jpg




IMG_2358.jpg




IMG_2361.jpg




IMG_2362.jpg




IMG_2360.jpg




IMG_2359.jpg



*******



IMG_2352.jpg

子供はかけがえのない宝。
子供を守るための背帯のほかに子供用の帽子や靴など。
どれを見てもその見事さに驚きます。
どんなに心を込めて作り刺繍したであろうその心が伝わってきます。



中国全土で漢民族以外に少数民族の数は55あります。
その半分近い26の少数民族がいる中国雲南省を数回訪れている私にとって
この展示会はとても興味深いものでした。



展示資料の全ては愛知県常滑市にある「苗族刺繍博物館」の収蔵品。
私設のこの博物館には1000点を超える貴重な資料を有して公開。
2001年、学校に通えない少女たちが
無償で刺繍を学べる学校を貴州省台江県に設立し支援を続けているとのこと。



この博物館のことは初めて知りました。
いつか機会があればぜひ訪れてみたいと思います。


長々ご覧いただき有難うございました。
終わります。


カテゴリ「中国 少数民族刺繍」の過去記事に
中国旅行で私が買い求めた「背帯」と思われる刺繍が6点載っています。
合わせてご覧いただけると幸いです。

スポンサーサイト

ミャオ族の民族衣装と刺繍 ③

IMG_2322.jpg


IMG_2323.jpg



*******



IMG_2317.jpg

裾の重ねの美しさ。
日本の十二単を思わせます。


IMG_2327.jpg



******



IMG_2326.jpg


IMG_2325.jpg



*******



IMG_2334_20171213120249dee.jpg


IMG_2337.jpg


IMG_2333.jpg

背側。



*******



IMG_2336.jpg


IMG_2335.jpg



*******



IMG_2338.jpg


IMG_2339.jpg




「天に三日の晴れ間なく、地に三里の平地なし」
と言われるこの地域で暮らしてきたミャオ族は美しい民族衣装で知られ
「百苗」という言葉があるように衣装は地域によって異なる。
農作業の合間を縫って糸を紡ぎ、織り、染め刺繍を施す技術は
母から娘へと伝え継がれてきました。(パンフレットより)



続きます。

ミャオ族の民族衣装と刺繍 ②

IMG_2340.jpg

素晴らしい刺繍の数々をもう少し詳しく。

この〇のデザインはとても斬新。


IMG_2342.jpg


IMG_2343.jpg


IMG_2344.jpg


IMG_2341.jpg



*********



IMG_2310.jpg


IMG_2309.jpg



*******



IMG_2320.jpg

まるで王侯貴族の正装のような豪華絢爛さ。
布目が全く見えないほど全面刺繍が施されています。


IMG_2321.jpg



*******



IMG_2329.jpg


IMG_2330.jpg


IMG_2331.jpg

大切に使われてきた様子がわかる古びた襟元。



*******



IMG_2319.jpg

藍染の後に卵白を塗り、艶と張りを持たせているとのこと。


IMG_2318.jpg

照明の加減で色が変わって見えますが上の飾りの部分です。



*******



IMG_2314_201712131201182c9.jpg


IMG_2313.jpg



*******



IMG_2312.jpg




IMG_2332.jpg



続きます。

ミャオ族の民族衣装と刺繍 ①

IMG_2306.jpg

11月11日から12月10日まで開かれていた「ミャオ族の刺繍と暮らし展」に行ってきました。

場所は世田谷区三軒茶屋・キャロットタワー3・4階
生活工房ギャラリー、ワークショップルーム

中国西南部の貴州省に多く暮らしているミャオ(苗)族に
大切に伝え継がれてきた民族衣装約60点、映像資料の展示、関連イベントなど。

愛知県常滑市にある苗族刺繍博物館(私設)の収蔵品。



IMG_2349.jpg

嬉しいことに撮影は自由。
しかも展示品の周りを表から背から自由に近寄ってじっくり見ることのできる展示方法。



IMG_2348.jpg




IMG_2347.jpg

いくら見ても見飽きない見事な刺繍です。

続きます。



宝物 追加



置物の下に敷いていたので忘れていました。黒の縁取りの部分以外、全て刺繍で埋められています。花の周りも細い細い絹糸で刺されていて一見布地のように見えます。驚異的というしかありません。これもおんぶ紐の一部でしょうか。