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富山県への旅 八尾 ②

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「おわら風の盆」、9月1日から3日まで町中が観光客であふれかえります。

だいぶ昔になりますが1度だけツァーに参加して「おわら風の盆」に来たことがあります。
その頃は今と違って2日間のみでした。

運よく私の参加した日はお天気に恵まれ十分堪能できましたが
前日に参加した人たちはあいにくの雨でおわらは中止となり見ることはできなかったそうです。



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「風の盆」・・・八尾は地形的に強い風が吹く町。
9月1日は台風のシーズンに重なるためこの風を鎮めることを祈る踊りだとか。

淡い灯りに浮かびあがる踊り手の姿。
女性は優美に、男性は勇壮に・・・。
胡弓の奏でる越中おわら節の哀切感に満ちた旋律。

私が参加したその日、
にぎやかな通りから少し外れた道端にポツンと座り込んで胡弓を弾いていた男性がいました。
たいへんな観光客の数にもかかわらず「風の盆」のその素晴らしさだけが記憶に残っています。


この諏訪町通りは昭和61年「日本の道百選」に
平成8年には側溝を流れる水の音と胡弓の音が同調するということで
「残したい日本の音風景百選」に選ばれています。

手作りの石鹸などを置いていたお店に立ち寄った際、女性の店主にいろいろ話を伺いました。
「おわら風の盆」に来たことがあるけれど八尾に泊ってもっとゆっくり見物したいというと
町内にある宿の電話番号を教えて下さいました。
今年はもうどこも満員みたいだけどキャンセルも出るからと御親切に。

今年は無理でもいつかまた訪れてみたいものです。
観光客がいなくなった夜の町民だけの静かな「風の盆」がとても良いと聞きますので^^。



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どこもかも閑散として町の人の姿もないような今の季節。
その様子を見たくて八尾に来てみたのですが昼食にも困るほどです。

困ったあげくに喫茶店を覗いて食事代わりに何かあるかと伺うとカレーならできるとの返事。
よく煮込まれたとても美味しいカレーの後にはひきたての豆で入れた薫り高いコーヒー。

八尾は水がとても美味しいからコーヒーも美味しいよと店のご夫婦。
ゆったりとしたとても素敵なご夫婦で話がはずみます。
御主人が「この時間でこんなだもんね」と人のいない町の様子を嘆いていらっしゃいました。



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すっかり元気になって外に出るとこの店を訪ねてみえたのかご近所さんらしいおじい様とバッタリ。
「3人も!!!」と驚いてしかも嬉しそうでしたからよほど珍しかったと見えます(笑)。

おたや階段。
「おわら風の盆」の時には
鏡町(かつての花町の面影を残す)のおわらを見学するには絶好の場所だとか。
ここを降りて石垣の上に町屋が続く八尾独特の風景が見られる西町へと歩きます。



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途中の民家にかかっていた暖簾。
本当に優雅な踊り。暖簾を見ているだけでもうっとり♡。



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石垣が見えてきました。
山を切り開いて町造りをしたことを今に伝える貴重な風景。



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反対側は井田川を眼下に急な崖です。

歩いて行くと所々に八尾小路の説明板がたっていますが
ここには「柳清水(やなぎしょうず)」という立札が。

昔柳が生えていて清水が流れている沢があったとか。
そこを埋め立てて道にしたそうです。
また明治33年に鏡町が遊郭免許地となってからは「遊郭への忍び道」となったとか。



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こんな立札も。



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禅寺の坂。
丸い石を積み上げた高い石垣に圧倒されます。



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にぎやかに子供たちが坂道を下りてきました。
下校風景です。



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石垣から伝わる温もり。
きっと子供たちにはいつまでも懐かしい思い出となって甦ることでしょう。



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見ていると子供たちは井田川にかかる禅寺橋を渡って対岸へ。
毎日この石垣の道を通るのだなと妙に感動^^。



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私たちも橋を渡って対岸から石垣を眺めてみることに。
橋にはおわらの踊りのレリーフ。



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踊りのときに被る笠が街路灯に。



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石垣の町を眺めていると「どこからおいでですか」と男性に声をかけられました。
八尾の人々が自分の住む町をとても誇りに思っておられるのは行く先々で感じられましたが
この方もとてもうれしそうに熱心に町のことを話して下さいました。
皆さん、こんな時期に物好きにもやってきた旅人をうれしく思ってくださるのでしょう^^。

炎天下、足止めされてしまったワンちゃんには気の毒でした^^。

石垣の町、次回に続きます。